2011年7月29日金曜日

金融関連ワード その11

今日はついていない一日でした。サイフから一万円を取りだそうとした際にうっかり手を滑らせてしまい、一万円札が溝に落ちてしまい私の一万円は帰らぬ人となりました。その出来事があってから行く予定にしていた買い物にも行かず、自宅でこもってました・・・・最悪の一日でした。さて、今回も金融に関する用語を紹介していきたいと思います。

株価上昇の原因から相場を分類した場合、「金融相場」と「業績相場」の2つに大きく分けられる。前者の金融相場は、金利低下(金融緩和)やカネ余りなどで株式の投資対象としての魅力が上がったことを好感して株価が上昇する局面をいう。これは、低金利を背景に、余剰資金(行き場のなくなった資金)の投資先として相対的に魅力が増した株式が選ばれることによる相場上昇であり、「不景気の株高」を生むことになる。一方で、後者の業績相場は、金利等の要因よりも、企業業績の好転や拡大に伴って株価が上昇する局面をいう。

一般に景気が下降すると相場は低迷するが、景気対策として金融緩和等が行わるとカネ余り状態となり、景気はまだ回復しなくても、余剰資金が株式市場に流れて株価が上昇する「金融相場」となる。そして、その後、景気対策が奏功して実際に景気回復の兆しが見えると、「業績相場」に移行することになる。

金利敏感株は、株価が金利の変動や金融情勢の変化に敏感に反応する銘柄のことをいう。具体的には、電力やガスなどの公益関連株、銀行やノンバンクなどの金融株、多くの固定資産を持つ不動産株や電鉄株などがその代表例である。一般に、これらの銘柄は有利子負債が非常に大きいため、金利が低下した場合は支払利息が減って業績面でプラスとなり、好影響を受けやすい一方で、金利が上昇した場合は支払利息が増えて業績面でマイナスとなり、悪影響を受けやすいといえる。

一般に超低金利を背景に、余剰資金(行き場のなくなった資金)の投資先として相対的に魅力が増した株式が選ばれることによる相場上昇である「金融相場」においては、金利敏感株が値動きを伴って「上げ相場」を形成することがある

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