2011年7月27日水曜日

金融関連ワード その10

金融とは全く関係ない御話ですが、小中学生のころは鬼ごっこやかくれんぼをよくやりました。最近のこどもは外で遊ばないみたいです。外で走り回っていたころが懐かしいです!まったく関係ない御話でしたね(笑)それでは、金融に関する用語を紹介していきたいと思います。

◇業績相場(ぎょうせきそうば)

株価上昇の原因から相場を分類した場合、「業績相場」と「金融相場」の2つに大きく分けられる。前者の業績相場は、金利等の要因よりも、企業業績の好転や拡大に伴って株価が上昇する局面をいい、本用語は市場全体と個別銘柄の両方で使われる。これは、好況を背景に企業業績の向上を見込んで株価が上昇することであり、景気の拡大局面に企業業績の向上によって生じる相場を意味する(実際は好況となる以前に、将来の見込みである早い時期から相場がスタートすることが多い)。一方で、後者の金融相場は、金利低下(金融緩和)などで株式の投資対象としての魅力が上がったことを好感して株価が上昇する局面をいう。

一般に景気が下降すると相場は低迷するが、景気対策として金融緩和等が行わるとカネ余り状態となり、景気はまだ回復しなくても、余剰資金が株式市場に流れて株価が上昇する「金融相場」となる。そして、その後、景気対策が奏功して実際に景気回復の兆しが見えると、「業績相場」に移行することになる。


◇金鉱株(きんこうかぶ)

金鉱株は、主に金(Gold)などの貴金属の採掘・精錬に関わる企業の株式のことをいう。世界的に有名な企業としては、Barrick Gold(バリックゴールド、カナダ)、Goldcorp(ゴールドコープ、カナダ)、Newmont Mining(ニューモント・マイニング、米国)などが挙げられ、また日本の企業では、菱刈鉱山を持つ住友金属鉱山が代表例として挙げられる。一般に金鉱株への投資は、一つの株式投資であるため、キャピタルゲインとインカムゲインが期待できる。また、本投資は、金そのものへの投資とは違うが、その株価は金価格と同じ方向に、そしてより大きく動く傾向が見られる。

なお、金鉱株への投資には、個別銘柄以外に、金鉱株のETFや投資信託(ゴールドファンド)といったものもあり、これらの方がむしろ気軽に利用しやすいと言える。

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